8月の髪の話
今月からこのベージに情報を書き込む様にしました。
今月は毛髪の化学的なダメージについての話です。
毛髪に与えるダメージの中で、2剤式のヘアカラーに一番影響をうけます。
最近のパーマは、2剤式カラーに比べるとほとんど影響を受けません。
ただ、縮毛矯正やデジタルパーマなどのアイロンや熱を使ってかけるパーマは熱でダメージを受けます。
美容室のメニューでダメージを受けやすいのは、2剤式カラー、縮毛矯正、デジタルパーマ、パーマ、クリープパーマの順番です。
カラーの中には、2剤式カラー、ヘナなどのハーブ系の物、ヘアマニキュア、カラートリートメントなどがあります。
カラーリングの中でダメージを与える2剤式のカラーは、髪のメラミン色素を抜いた後に化学染料をいれることによって、全体が同じ色に染まります。
ヘナ、ヘアマニキュア、カラートリートメントは、髪の表面に色素が吸着する事で染まります。そういう訳で、白髪には色が入りますが、白髪以外の髪の色はほとんどの変わりません。特にヘナは細毛、軟毛の方には髪をしっかりとさせる効果があります。ヘナやヘアマニキュアでダメージを受けることはありません。
また、今の季節は頭皮の状態にも気を配ってください。気温が高いために、シャンプー後にすぐに頭皮を乾かさないと毛穴の中の水分が常在菌と結びついて頭皮のトラブルの原因になります。トラブルが起こると頭皮だけでなく、髪の毛にまで影響を及ぼします。結果、抜け毛やフケかゆみ毛髪の成長を阻害したりします。
化学的なダメージ以外にも髪質を気にする方は、しっかりと頭皮ケアしてください。
毛穴の中の汚れをケアするためにオイルなどで頭皮をマッサージするのも良いですが、一番大事なのは、シャンプーをつける前にしっかりお湯ですすいで、シャンプーの後のすすぎをしっかりして、コンディショナーは毛先にだけつけて、シャンプーをした後に、すぐに頭皮だけはしっかり乾かしてください。そうすれば、トラブルに会う事はありません。
また、度重なるカラーリングやパーマでダメージを受けた毛先には、コンディショナーを毛先中心につけて、すすぎをしすぎないようにして、少しコンディショナーが残るようにする事です。
正しいシャンプーと乾かし方をすることで、髪が健康になっていくと思います。
(コンディショナーとトリートメントの違い コンディショナーは髪をコーティングして、摩擦から髪を守ります。トリートメントは髪を修復するものなので、コンディショナーよりも油分やしっとり感が強いです。そのためにトリートメントは、しっかりすすがないといけません。順番としては、シャンプー、トリートメント、コンディショナーの順番にします。ですが、トリートメントするときは、コンディショナーをしなくても大丈夫です。)
シャンプーの前後のしっかりしたすすぎと最後のコンディショナーの付け方とすすぎ方、その後の頭皮をしっかり乾かすことが大事です。
オファーズヘアー 藤木 康宏 拝