冬の髪の悩みの対処法
今回も冬の髪の悩みを少しだけ話します。
皆さんとお話ししていると、この時期の悩みのほとんどが髪の乾燥を言われます。
乾燥は季節のせいなのか、年齢的な問題なのかと考えていませんか。
それとも、仕方がないのでしょうか。
そこで、みんなのよくある“冬の髪の悩み”の簡単な原因と対処法を話します。
*乾燥する事で起こる髪の静電気を防ぐための対策は洗い流さないトリートメントやヘアオイルで髪表面の摩擦を減らすことが一番大事です。
乾燥した状態でこすれ合うことで静電気が発生します。
静電気が起こっておさまりにくい場合は、プラスイオン界面活性剤が入ったコンディショナーやトリートメントを使うと間違いありません。(成分表にステアリルトリモニウムクロリドと書いてあります)
さらにシャンプー後のコンディショナーは濯ぎすぎないことも大事です。
また、髪に何か付けるとボリュームダウンやベタつきが気になる方は、
付け方に問題があるのではないかと思われます。
コンディショナー、リンス、ヘアークリーム、オイルなど、全て中間から
毛先につけることで、問題がなくなります。
*冬になるとなぜ、頭皮がかゆくなるは、頭皮に余分な皮脂が残ること常在菌によって
皮脂が変質して皮膚への刺激となり、炎症が起こることで発生します。
冬は気温が低く皮脂が固くなるため、夏より頭皮に残る皮脂の量が多くなりがちです。
汗をかいていないからとシャンプーの強度を低くしないで、
余分な皮脂を残さないように、よりていねいなシャンプーをしてください。
特に、シャンプー後は、すぐに乾かしてください。
湿った頭皮は常在菌の好きな環境だからです。
髪を完全に乾かしてからベッドに入らないと、朝起きた時に、
髪が絡んでもつれやすくなります。
また、シャンプー後に髪をしっかり乾かさないとパサつきの原因になります
冬のパサつきは、乾燥しやすい毛先や外側が先に乾いてしまって、
髪全体の形が整わないのが原因です。
*冬になると抜け毛が増えるような気がしませんか。
決して、気温の低下や、冬だからと抜け毛がふえるということはなく、ただの気のせいです。
日本人の髪は平均で10万本、ヘアサイクル的には1日に約50~100本抜けるのが普通です。
風邪をひいたり、冬だからと、シャンプーを毎日しないと、髪の中に抜け毛が留まって、
シャンプーをした時に、しなかった日数分の抜け毛が落ちることで、たくさん抜けたように感じます。
しかし、短く細かい抜け毛が増えてきたら薄毛になりかけている可能性があります。
~パサつきを防ぐ乾かし方~
1最初に根元を乾かす
2毛の流れを整えながら、髪を指で挟んで流す方向に引っ張りながら毛先まで乾かすとより治ります。
3最後に冷風をあてて、キューティクルを引き締めることで艶がでます。
綺麗な髪をキープするための原則
1さらさらになるまで根本からしっかり乾かすこと
2アウトバストリートメントやヘアオイルを利用して髪の摩擦を回避すること
3頭皮に皮脂が残らないようていねいにシャンプーすること
以上に注意していただくと、かなり改善します。
オファーズヘアー 藤木 康宏