冬の正しいシャンプーとシャンプー後のお手入れ
冬は髪が乾燥する環境で過ごすため、そんなもんだとあきらめていませんか。
少しだけ習慣を変えることで髪の潤いをキープすることができます。
そのためには、シャンプーのやり方とシャンプー後の行動に注意してください。
先ず、次に挙げる5つの注意点をチェックしてみてください。
(※乾燥する冬のための正しいシャンプーの注意点)
1濡らしてすぐにシャンプーの原液をつけていませんか。
2シャワーのお湯の温度が高くないですか。
3シャンプー最初のすすぎはしっかりしていますか。
4毛先までしっかり洗っていませんか。
5お風呂から出た後のおていれに注意していますか。
この5つの注意点に心当たりがある方は、下記にあげるお手入れをすることで改善ができて艶髪が保てると思います。
1
シャンプーを頭皮につけるときにシャンプーを手のひらに載せてすぐ髪につると、頭皮に対して刺激が強すぎることと、頭皮の毛穴にもつまりやすくなります。
シャンプーは泡立てて使う物です。しっかり泡立てることで泡がクッションになり、髪同士の摩擦を防ぎ、汚れを落としてくれます。
髪が傷むのを避けるためにも、手のひらで泡立ててから髪につけてください。
毛穴のつまりが健康な髪を生えにくくする原因にもなり、それが薄毛の原因にもなります。(特にシリコンシャンプーのシリコンが毛穴に詰まりやすくなります。このことがシリコンシャンプーは悪いと言う論理になっています。しっかり泡立てて、しっかりすすげばシリコンシャンプーは悪くありません。)
しっかり泡立ててシャンプーしてください。
2
冬は寒いです。そして、寒い日はお湯を熱くしてしまいがちですが、熱いお湯は頭皮にも髪にもよくありません。
髪の毛のツヤを保つキューティクルは、高温になればなるほど開きやすいです。美髪を保つためには、お湯の温度を37~8℃に設定するといいですよ。また、熱すぎるお湯では頭皮の必要な脂まで落としてしまいます。頭を洗ってもすぐにかゆくなるという方は、頭皮の乾燥が原因かもしれません」
寒い日は湯船に浸かってしっかりと体を温め、髪を洗う温度は38℃~40℃くらいのぬるめに設定することが大事です。
3
シャンプーをつける前のすすぎがとても大事です。
シャンプーをなぜお湯で洗うのかというと、最初のすすぎは頭皮を柔らかくし、汚れや皮脂を落としやすくするためです。
汚れの70%~90%は最初のすすぎで落ちるともいわれています。
はじめにしっかりすすぎをすれば、泡立ちもよくなり、シャンプーの使用量を減らすことができます。
また、地肌をマッサージするように時間をかけてシャンプーをしてください。
頭皮と顔の皮はつながっているため、地肌をマッサージすることで顔のたるみ防止にもつながります。
4
髪の洗い方にもポイントがあります。
髪全体を洗わないと汚れが落ちないと思われがちですが、落とすべき汚れは地肌です。
スタイリング剤を髪の先までつけていない場合は、毛先までこすり洗わなくて大丈夫です。
シャンプーを洗い流す時に、毛細血管現象で泡が毛先の隅々まで通り抜けます。それだけでも汚れは十分に落ちます。
毛先は長年のカラーやパーマ、紫外線などで痛んだり、細くなっている場合が多く、シャンプー剤でゴシゴシこすると
余計に髪が傷む原因になります。
また、トリートメントは頭皮につけると毛穴づまりを起こします。
髪の毛の下半分につけて、必要以上にはつけないでください。
表面にトリートメント剤が浮いているような状態は、つけすぎです。
髪の毛にしみこんでいる状態がちょうど適量です。
5
お風呂を出た後に洗い流さないトリートメントをつけるときは、髪の毛の内側からつけるのですが、
その際に全部つけてしまわずに髪の表面にもつけるように心がけてください。
そして、そのとき、絶対に根元にはつかないようにして、髪の下半分につけるようなイメージつけてください。
冬の寒風やドライヤーの風や紫外線などが一番当たる髪の表面にもケア剤を忘れずに馴染ませてください。
最後にしっかりと乾かしてください。
シャンプー後にすぐにドライヤーをかけず、濡れた髪のまま過ごしていると水分の蒸発を加速させてしまいます。
髪の水分が蒸発するとき、必要な水分までも奪ってしまう可能性があり、
髪の毛をパサパサにしてしまいます。
そのためにしっかり乾かさないと枕と髪がこすれ合って髪がダメージを受けることによって乾燥に繋がります。
乾燥で髪がひろがる方だけでなくボリュームがでにくい方も、シャンプー後は早めに毛先まで乾かしてください。
そうすることで、癖毛で広がる方は収まり、ボリュームがでない方はボリュームが出ます。
オファーズヘアー 藤木康宏